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台湾最後の旧型客車列車を訪ねて その1

 私が初めて台湾を訪れたのは2007年。未だ残る客車列車の多さに驚いたものです。
 ですが、この5年間でかつての日本と同じように急激に電車化・フリークエンシー化が進み、客車列車は数を減らしつつあります。

 急行に当たるキョ光号は今のところは客車が使用されていますが、準急に当たる復興号は風前の灯となり、その車両は普通列車に当たる区間車に格下げ使用されるようになりつつあります。

 そしてそれ以前に使用されていた、旧型客車達はまさしく消滅寸前となっています。

 定期列車として使用されているのは、台湾南部の東岸と西岸を結ぶ「南廻線」の枋寮(ファンリャオ)と台東(タイトン)を結ぶ普快3671次と3672次の1日1往復のみとなっています。

#「普快」という列車種別は「非冷房普通列車」というところか。

 これも次回のダイヤ改正時には区間車に「格上げ」され復興号客車による運行になるとの噂があり、もう実際に乗るには今しかチャンスがない!ということで、もうひとつの普快列車を乗車して1日で台湾を一周するという素敵プランを立案して実行したわけです。

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 台北を6時30分発の始発新幹線603列車で出発し、途中いつの間にか開業した新幹線台南駅と在来線台南駅を結ぶ沙崙(シャールン)線に乗車する。
 台南からはキョ光号・自強号を乗り継ぎ、枋寮へ向かう。高雄(カオシュン)を越えると、南国色が濃くなり、沿線にはやしの木などが目立つようになってくる。

 11時37分、自強231号は枋寮駅に到着する。
 ホーム上に、目的の列車の姿はまだない。隣のホームには「区間車往新左営(新左営行)」の表示を出した復興号客車が止まっている。

 とりあえずここから台東までの切符は持っていないので、一度改札を出て切符を買いに行かないといけない。

 自動券売機もあるのだが、困ったことに紙幣に対応していない。
 台東までの距離は98.2km、運賃は普快列車の場合は一人104元(約300円)である。ざっくり日本の1/5というところである。

 一番大きな硬貨は50元だが、そんなに都合よく持ち合わせていない。
 ということでザックからノートを取り出し、「to 台東 普快 全票(大人) 2張(2枚)」と書いて、有人窓口に行って駅員さんに見せる。

 窓口の傍らに「NT$208」の表示が出るので、お支払いして切符を手に入れる。

120327001b2.jpg

 駅から少しだけ出て見る。

 駅前通りの少し先には海が見えている。

120327002b2.jpg

 後ろを振り返ると孫文先生の像がヒサシの上に立っている。

 写真を撮っていると、目的の列車が入線してきたので、慌ててホームに入る。

 編成は機関車含め4両編成。

120328001b2.jpg

 先頭はR100形ディーゼル機関車のR121号。米国GM製の機関車。

120328002b2.jpg

 1号車は40TPK32206T号、インド製の旧型客車。一応ドアは自動らしいが・・・。

120328003b2.jpg

 2号車は40TPK32215T号、1号車と同型。

120328004b2.jpg

 そして3号車は35SPK32740T号、これが日本製の車両!44系客車と類似の構造を持つと思われる車両。
 この車両はドアが手動!そして見た目どおり冷房なんかありゃしません。

 乗車ホームへ行くと、多くの人がカメラを向けている。

 これが「珍しい」車両であることは、なんとなくわかるのであろう。

 思ったより人が多く、これだけの人がこの普快列車に乗るのかと思いきや、先に出発する新左営行の列車に大半の人が乗って行き、ホームはがらんとする。

 そして、10人弱程度の「精鋭」が普快3671号に乗り込む。

 車内は、すっかり色褪せたシートやパネルが、幼き日に乗った旧型客車を思い出させる。

120328005b2.jpg

 進行方向右側に座席を確保し、出発を待つ。

 どういうわけか、3両も繋がっているのに、編成最後尾周辺に乗客が固まっている。

 みんな考えていることは同じらしい。

 窓を全開にして出発を待つ。


 12時8分。発車ベルも無く、ショックも無く、列車は静かに枋寮駅を出発した。

 構内を抜けると、機関車はディーゼルエンジンの唸りを上げ、勢い良く加速しながら枋寮の町を南に駆け抜けていくのだった。

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 ありゃ、出発シーンまでだけで、えらい長文になっちゃった・・・・。

 続きは今しばらくお待ちください。

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